ここでは、「コア・コンピタンス」について見ていきましょう。「コア・コンピタンス」とは、他社が簡単にマネできないような独自の技術、スキル、ノウハウの組み合わせで構築される中核となる競争能力をいいます。競争優位性の源泉となるため、経営戦略構築には欠かせない要素となっています。そのコア・コンピタンスを明確にするのがコア・コンピタンス分析です。コア・コンピタンスの具体例として「ホンダのエンジン技術」、「ソニーの小型化技術」、「シャープの液晶技術」がよく紹介されますが、これらのような製品技術だけがコア・コンピタンスというわけでありません。業務プロセス、組織力、人材力あるいはビジネスモデルでもコア・コンピタンスと成りえるのです。例えばデルコンピュターのコア・コンピタンスは製品技術ではなく、顧客のニーズに応じて製品を供給する「デル・モデル」と呼ばれるビジネスモデルにあります。また、トヨタ自動車のコア・コンピタンスも「カンバンシステム」に代表される生産プロセスにあります。